
岡 敬Takashi Oka
医師/十全会理事長
専門領域
うつ病と双極性障害の薬物療法・心理社会的治療(対人関係-社会リズム療法・心理教育)、気分障害の診断と復職に関するリハビリテーション、不安障害(社交不安障害・パニック障害・全般性不安障害 他)、メンタルヘルス その他
資格
日本精神神経学会認定専門医・指導医、日本医師会認定産業医、精神保健指定医
EGUIDEプロジェクトうつ病治療ガイドライン講習会受講修了
EGUIDEプロジェクト統合失調症薬物治療ガイドライン講習会受講修了
精神科七者懇談会臨床研修指導医
モディオダール、コンサータ、ビバンセ、クロザピン(処方)登録医
うつ病リワーク協会認定スタッフ
所属学会
日本精神神経学会、日本うつ病学会(双極性障害委員会委員・多職種連携委員会委員)、対人関係療法(IPT)研究会、一般社団法人うつ病リワーク協会(理事・評議員)、日本産業精神保健学会代議員、日本生物学的精神医学会(WFSBP)、International Society For Bipolar Disorders(ISBD:国際双極性障害学会)
略歴
-
金沢市で出生
- H8年金沢大学医学部神経精神医学教室に入局
- H9年国立病院機構北陸病院精神科
- H10年金沢大学医学部附属病院神経科精神科
- H11年福井県立病院精神神経センター
- H12年金沢大学医学部附属病院神経科精神科
- H15年
4月特定医療法人十全会 十全病院理事長
川崎医科大学医学部卒業
趣味
イタリアのジャズ音楽鑑賞、イタリアワインと映画およびサッカー鑑賞、体幹トレーニング
コメント・モットーなど
うつ病と双極性障害に関する臨床については、以下のことに取り組んでいます。
①治療初期における強い治療同盟(主治医に遠慮せず、速やかな受診を促すような信頼関係を構築しながら、どんな質問にも回答する姿勢で対応)を確立することに努めます。
②薬物療法に関しては、治療効果の得られる用量や発現時期、予想される副作用を正確に説明します。
③薬物療法以外にも心理教育を必ず併用し、必要に応じて通常の保険診療内で可能な対人関係療法(対人関係-社会リズム療法)を導入し、統合的な治療を行います。
④経時的にうつ病自己式質問紙(PHQ-9やQIDS-J)を導入し、うつ病評価尺度(HAMD/IDS-C)で治療効果を確認することで、早期の寛解を目指します。
⑤実臨床においては、初診より患者と共に治療に関する情報交換から審議、治療方針決定まで関わり、年齢や性、職場・家庭環境など個々の患者の特性や治療者の経験、最新のエビデンスもふまえた最適なSDM(Shared Decision Making:双方向性の意思決定法)を選択するように心掛けています。
⑥現代社会は復職のハードルが非常に高くなっていることから、必要であれば休職中より復職準備性を高めるリワークプログラムを設けています(十全病院で施行しており、複数の心理社会的プログラムを組んでいます)
⑦地域におけるうつ病・双極性障害における啓蒙・啓発に積極的に取り組んでいます。
column十全会理事長 岡 敬 によるコラム
<心理教育シリーズ>
- Vol.1「自律神経失調症」
- Vol.2「社会不安障害について」
- Vol.3「SSRIの光と影(パキシルの新聞報道について)」
- Vol.4「近況報告 院外地域医療活動(2009年11~12月)」
- Vol.5双極性障害全体の疫学・経過
- Vol.6軽躁病エピソードの捉え方1
- Vol.7軽躁病エピソードの捉え方2
- Vol.8月経前不快気分障害1
- Vol.9月経前不快気分障害2
- Vol.10大うつ病性障害の診断について1
- Vol.11大うつ病性障害の診断について2
- Vol.12大うつ病性障害の診断について3
- Vol.13双極性障害の治療~薬物療法を中心に~①
- Vol.14双極性障害の治療~薬物療法を中心に~②
- Vol.15双極性障害の治療~薬物療法を中心に~③